カフェ茂庵から塩芳軒へ
京都の特集番組でよく見かける京都大学の時計台が好きでたまに見に行きます。京都大学の学生ではありませんが、学生のころに観光で時計台を見に行ったのがはじめでした。いざ門の前に立つとキャンパス内に勝手に入っていいのかこわくなりますが、京都に住んでいた知り合いに、一般の人が入るのがOKなことを確認してから行きました。
ずいぶん前のことですし、最近はいろいろな事件もあるので今の大学が入っていいのかわかりませんが。
キャンパスは広大で、立地がよく、環境が静かです。
まわりにも素敵なお店がありました。10代20代向けのきらきらした最新のお店ではなくて、昔から学生さんがここで勉強したり友達と話をしていたんだろうな、というカフェやレストランです。
京大にはたくさんの建物がありますが、この時計台のある建物付近に吉田神社の鳥居があります。
道路が途中から参道になっているように見えます。ここから先は吉田山の吉田神社です、というような。
吉田山を背負うように京大が建っているようにも見えるし、地図上でも吉田山のふもとに京大が建てられていることがわかります。
お寺や神社と隣接する学校が多いのが京都っていいです。
この山の中に茂庵というカフェがありまして・・・
山の上には茂庵というカフェが建っていて、京都市内を少し上のほうから眺めてお茶ができます。吉田山はそれほど高い山ではありませんが、こんな場所に誰が建てたんだろうとか、資材運ぶの大変だっただろうなと思うような立地ではあります。
茂庵 4つの行き方のうち、真如堂コースと神楽坂コースの2つがよかった
茂庵の公式ページでも4つのアクセス方法が記載されています。
実際に試したことがあるのは3つのコースです。
それぞれのコースの入口にたどり着くまでがたいへんです。京都駅のほうから来るならタクシーを使っていくのが便利でした。バスが便利な京都ですが、このあたりまでバスを駆使していこうと思っても時間がかかるし、最後はかなり歩かなければならないので個人的にはタクシーがいいと思いました。
ヒールの高い靴で行くのはおすすめできません。いい靴を履いていくと土で汚れる可能性もあるので注意です。
真如堂コース ◎
京都大学近くの鳥居とはまた別です。タクシーで鳥居のスタート地点まで行きます。
鳥居をくぐっていけば、坂道はほとんど無しで茂庵にたどりつくことができます。
足に自信がない人でも大丈夫、一番楽なコースでした。低いヒールならいけるかも。
神楽坂コース 〇
個人的にはこちらが行きやすかったです。
坂は少し急ですが、道が明るくわかりやすいので、迷うことはおそらくないと思います。
携帯の地図を見ながらでも、地図を見ながらでも間違うことはないと思います。
タクシーで山への入り口のところまで乗っていきましたが、運転手さんも入口を知らないので、見逃さないように看板を車窓から見張っていました。茂庵の地図ではアトリエCASHAの近くに入口があると記載されているのですが、このCASHAをうまく発見できなかったので通り過ぎてしまったことがあります。なのでたぶん和菓子屋さんだと思うのですが、柏家宏之菓舗というお店のあたりに入口がある、と覚えました。
真如堂コースに比べて茂庵までは遠かったですが、山の雰囲気を味わいながら楽しんで行くことができました。
吉田神社コース 未だ試していませんが、楽ではなさそう。
冒頭で書きました吉田神社の本宮を通って茂庵に行くコース。
なかなか距離がありそうです。
京都大学そばの立派な鳥居がスタート地点です。
決して楽じゃない道に見えますが、本宮にお参りしていないのがずっと気がかりです。次回はこちらの道から行ってみようと思います。体力があるときに。
北参道コース ×
観光のついでのつもりで、カフェなどに行ったあと、今出川通りの入り口から入山しました。
入口はわかりにかったです。
ですが、山中を歩くこの行き方はおすすめできません。坂は急です。
女性1人で行ってしまったので、山の中でこわいし途中で階段なしの山道だったので普通の山登りになりました。サンダルで向かうのは絶対にいけません。10年くらい前にいったので今は少しはよくなっているのかもしれませんが、確認できていません。
茂庵のなか
毎回お客さんがならんで待っている状態でした。
ウェイティングリストに名前を書いておくと、お呼びの声がかかります。
SNSで茂庵を確認すると混雑している時期とか、土日が最近空いている、とかを書いてありました。
頻繁な更新ではなかったと思いますが。
ウェイティングの間は、まわり散策していると山を登ったあとの息を整えるのにちょうどいいです。
順番が近くなったら屋外の待合いで座って声がかかるのを待つのがいいです。
お店自体は2階にあって、まあまあ急な階段をあがる必要があるのでスカートを履いて行きたい場合は、長めのスカートが適です。
2階にあがると調理のスペースとお客さんが座るスペースが連なっていて広く感じます。
小さな雑貨販売スペースがあって、私はあまり見かけたことがない雑貨が並んでいました。美術展のグッズ販売のような感じの珍しいモノに感じました。
何年か前の夏は、お抹茶と和菓子のセットをいただきました。
お干菓子がおいしい!
この干菓子を買って帰りたいと伝えると、茂庵内での販売しているものではなくて塩芳軒さんのものです、と教えてくださいました。
塩芳軒とメモして帰りました。
塩芳軒
数年後、また京都に行ったときに、塩芳軒をさがして訪ねました。かなり老舗です。
友達へのおみやげと思ってお干菓子の小さいものを8箱ほど買いました。
テレビの情報ですが、京都の老舗のお店の場合、いつもお付き合いのある方の分がなくなってしまうとお店のほうも困ることがあるそうです。大量生産しているものではないし、何年も決まった数買ってくれているお得意さん分は確保しておきたいお店もあるのだとか。何か言われたわけではなかったのですが、あとから思うと急に訪ねて8箱買うのは迷惑をかけてしまったかもしれません。
京都駅で塩芳軒のお菓子を買う
それからさらに数年経ったころ、京都駅の京都駅ビル専門店街The CUBE「おみやげ小路 京小町」(北館・南館)というおみやげコーナーで塩芳軒の一部の商品が販売されていて、私の好きなお干菓子も売っていました。雪まろげ。京都駅のこのコーナーなら、友達におみやげを持っていきたい観光の人も購入しやすいです。
ほかにも老舗のお菓子が置いてあるので、十分素敵なものを買って帰れます。
観光で時間を使ってしまったときの駆け込み寺です。
大丸、タカシマヤ、伊勢丹にも取扱店があるようですが、デパート内は混雑しているので、時間がないときおみやげ小路を利用しています。