夏の暑い日にもう1度行きたい京都の2か所
民芸の河井寛次郎記念館
地図で言うと京都駅から右ちょっと上の東山のエリアにあります。
三十三間堂や美術館などを見て、五条通りに上がるようにすすむイメージです。
公式ページではタクシーでの行き方も記載されていましたが、私はたしかバスで行きました。
電車
京阪電車「清水五条」駅より徒歩10分
バス
【京都駅より】
市バス206番系統 「馬町」バス停
洛バス100号「五条坂」バス停
【四条河原町より】
市バス207番系統 「馬町」バス停
訪問者の方は4組くらいで、なんとなくみなさん雰囲気が似ています。
民芸に興味があるものしずかな、芸術関係の仕事なのか熱心に勉強をしにきている、と勝手に私から見えました。
有名な観光地で写真をいっぱい撮るタイプの私ですが、この記念館にいると自然と携帯をおいて写真も撮らずにぼうっとしてしまいます。
とても静かな空間の中に、雄々しい作品がならんでいます。
民芸のなんたるかは、私が語れるものでもないのですが、日常になじんで使われてこその美、用の美、のようなものを感じました。
実際に椅子に座って、階段を上ってみて、こあがりに上がってみて、そうしているうちに気持ちが落ち着いてきてまばたきもゆっくりになっていく気がします。懐かしい気持ちに似ているかもしれません。
私の趣味はもう少し女性らしいモノや線の細いモノが好みなので、自分の家にほしいというものではなかったのですが、生命力がみなぎっているような家に大きなインパクトを「くらった」感じです。
河井さんの作品を集めたいと思う人の気持ち、わかる気がします。お茶碗1個からもパワーを受け取れます。
夏の暑い日ということもあって、板間の奥は涼しかったです。エアコンはつけてなかったと思うんですがどうだったかな。
ここ10年くらい、日本の夏の気温は上昇しました。現代はエアコンが無いと危険ですが、河井さんが住んでいた時代は、エアコンなしでも涼しく気持ちよく暮らせたのじゃないかな、と想像します。
吹き抜けもありましたしね。
いろりがあったので、これで暖をとっていたのかな。冬にも一度来てみたいですね。
このあたりは陶芸の窯元が多くあった地区で、記念館の中には大きなのぼり窯があって近くに寄ってみることができます。
京都駅の近くでのぼり窯が見られるというのも不思議なものです。
河井寛次郎記念館を出て、市川屋珈琲へ
記念館を出て1,2分、目と鼻の先に市川屋珈琲があります。
コーヒーカップの作品がショーケースに入っていて、値札がついていたので販売もされているようでした。
かわいらしい配色のコーヒーカップでした。
コーヒーを淹れてくださるカウンター内と、軽食やスイーツを作られるキッチンもお客さんから見えるように設計されていました。
手元全部見えるので、待っている間も楽しいです。
特にフルーツサンドを作っているときに見えていたので、最後に包丁が入って断面が見えたとき気分が高揚しました。うわーきれいー、と。