五月満月(ウエサク)祭りがおもしろい
京都旅行でもう1度訪れたいイベントはたくさんありますが、このお祭りは5本の指に入ります。
場所・アクセス
場所は鞍馬寺、アクセスは京阪本線「出町柳駅」で叡山電車鞍馬線に乗り換えが個人的に覚えやすくわかりやすいです。
鞍馬寺のHPですごく細かくアクセス方法が書いてありますので、観光の途中に鞍馬寺に行く場合は確認していくといいです。
どこからアクセスしてもだいたい遠いと思いますので時間がとられます。鞍馬寺に行くときは観光計画をしっかりたてたほうがよかったです。
普通の夜間拝観じゃないウエサク祭りはちょっとした山登り。なので注意点があります
市内からはかなり離れた山中にあるため天気は変わりやすい
途中から雨が降る確率も高い、傘でもいいけどカッパの人も多い
道は舗装されていない場所も通るのでスニーカーが一番
ヒールの低いサンダルはぎり歩けるがケガする可能性もある、ヒールでいくと辛く危険、指を覆っている靴がよい
街歩きや低い山に行く位のスタイルがよい
リュックのほうが楽だったと思うけど、手を使って山登りするわけじゃないので、バックでもOK
トイレはチャンスがあればこまめに行く
トレイポイントが少ないので、めんどうでも駅や休憩所があれば寄っておくとよい
レストランや売店がほとんどないか閉まっているので、夜から行く人はごはんをしっかり食べて
かばんにチョコや軽食など入ってると疲れたとき助かる
同じように飲み物を買えるポイントが少ない。自販機もあまりないし売り切れの可能性もあるので持参がよい。
おなかの弱い人は水筒に温かい飲み物がよい
光が強い懐中電灯などがあるとよい
山中とはいえ、街灯があるだろうと思ったらけっこう無い‼ 暗い山中を歩くことになる、頭のおでこ部分ににライトをつけている工事現場スタイルの人もいたけど、頭を動かすと光が見えなくなる。
携帯のライトもいいけど、充電に注意、けっこう長い道のりを照らし続けることになるし、あとで写真を撮るときに電池がないと困る。落としたら暗闇なので携帯を使う場合はストラップとかに付けて紛失しないようにする。
ケーブルカー利用の場合、降りたら周りの人といっしょのスピードで動こう
暗いから怖いので。叡山電車で鞍馬寺山門前につくまではいいけど、ケーブルカーは乗っている人も少ないし、降りたら急に暗闇なので、心細い。だいたい経験者の人がいるので離れずに歩くと安心。
帰りはタクシーつかまりにくいので、体の弱い人は予約しておくといい
雨に降られる可能性も高いので、雨の山の後の帰り電車は疲れているし眠い、叡山電車も混んでいるので座れなかった。
魅力はいっぱい、お花のキャンドルで曼荼羅を描く
天狗伝説の不思議なお寺
そもそも天狗が・・・という時点で不思議で気になる存在の鞍馬寺。
京都観光の有名なお寺にいろいろと行きましたが、ここまで山深い場所にあるんですね、という感じ。
比叡山延暦寺も山奥で人里離れていましたが、同じくらい山深いです。
大原のほうが里山で人の気配が感じられました。鞍馬寺に行ったときは、夜だったせいもありますが、何もなくて神秘的です。
ウエサク祭りとは
五月の満月の夜に行われる秘儀を含むお祭りです。その夜は特に天界から強いエネルギーが降り注ぐと言われ、満月に清水を供えるなどの儀式をします。
朝まで儀式を行っていたこともあるそうですが、数年前から22時の叡山電車終電に乗って帰れるようにイベントが短縮したようです。
日本になじみのない言葉なのは、語源がサンスクリット語だからなのだとか。
【これに参加するのが一番の目的】本殿金堂前の儀式に一般の人も参加できます
1,000円で護符を購入したり、同じく1,000円で濃いピンクの紙の蓮
の花(?)の灯明を買えます。キャンドルですね。花の形に細工をした囲いの中央にキャンドルがあって、火を灯すとぼおっと赤い炎を手で持っている状態になります。細工からこぼれる光が揺れてこちらもぼおっとしてきます。
地面に曼荼羅の形になるようキャンドルを置いていくのですが、参加者みなさんのたくさんのキャンドルが赤く光って魔法陣のようになるので、あやしげなイベントになり良い雰囲気です。山の中でこんな不思議なイベントに参加しているなんて、と気分が高揚します。
お祭りの流れ、所要時間
きちんとした流れはHPやそうだ京都へ行こうのページで確認していただきたいのですが、素人の感覚では次のとおりでした。18時ころに出町柳を出発してケーブルカーにのり、イベントを終えて出町柳にまた着いたのは22:30頃だったと思います。
本殿金堂前でお祈りを聞く
神聖な灯をみんなの灯明にうつしてもらう
みんなで瞑想
灯明を持ったままお堂のなかを歩く その間、お坊さんのお経がずっと聞こえている
このときがなんともいえない一番気持ちのよい感じ
お堂から出てくると高僧(?)の方から清めたお水をいただく
灯明をお堂前において眺めて帰る