六波羅蜜寺で空也像&清盛坐像【京都】

着物でチャレンジした京都あるき

着物で京都観光は私にははやかったです。体力がないと着物はしんどい。調子にのってしまった。
着物の着付けがよくないからおなかが苦しくて息が浅くなっちゃのかなあ。
なんで女の子たちは浴衣であるきまわっていられるんでしょう。
襦袢がないから?
ふーふー言いながら五条の六波羅蜜寺にいきました。

アクセス

京阪電車 清水五条駅 徒歩7分
阪急電車 河原町駅 徒歩15分
六波羅蜜寺ホームページ

気になる名前 六波羅蜜とは

仏教用語のようです。私の浅い理解ですが、ほんとうに悟りたいとおもったら、死ぬということと同じ状態になってしまうようにおもいます。
なので、死んでしまうことなく、悟りに到ることができるように行う修行が「波羅蜜」で、その6種類あるから六波羅蜜という言葉があるようです。
6種類の修行とは、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧、で詳しくはホームページにあります。
お寺のなかで検索するか、お寺のなかでパンフレットを読むほうがじんわり教えを感じられるようにおもいます。

有名な空也上人像

117センチくらいの像で、とても華奢な像なので少年のように見えますが、こどもの時期を彫刻したというわけではないようです。
学生のころに教科書で見たときは、口からぽぽぽっと鳥が出てきているみたいで陽気は像に見えていました。
実際には鳥ではなく仏像が口から出てきています。
それも南無阿弥陀仏ととなえていると一文字一文字が仏になっている、という状態をあらわしているんだそうです。
珍しい表現です。
ありがたいお経が仏様の姿になっていく、というのはほかの仏像であるんでしょうか。私ははじめてみました。
仏像好きでなくても、教科書のあれだ、という興奮があると思いますので六波羅蜜寺に行ったら空也上人像は必見です。

平清盛坐像

平氏の平清盛の像があります。
清盛の姿のイメージってたいしてなかったのですが、こちらの像はおじいちゃんの外見です。
平氏のトップというよりはお坊さん、といった感じです。
実際出家もしていたんでしょうけど、いわゆる平家物語にでてくる強欲で横暴なイメージとは違います。
清盛も1人の人間だったんだな、ということと、語る人や角度によってものごとってずいぶん違うんだな、と思わされます。
鎌倉時代に彫られたものなので、本人が存命ときとは全然違うからあたりまえなのかもしれません。
平氏の邸宅がたくさんあったあたりなので、このあたりで暮らしていたことをイメージしながら堂内を歩くのがおもしろいんですよね。
ご飯食べたり着替えたりしていたのかな、鴨川の東側だったんだな、とか。
御所はあっちのほうなんだな、と思うと挙兵のときは…とかも。