ジムを解約しました。
理由は時間がなくて通えないから。
仕事をしている、子育てをしている、でも健康でいたいし体力も必要だ。
そう思って入会したジムでした。
入会した1年目は月に3回は通っていたけれど、仕事が始まってからは特に1回も行きませんでした。
会社の同僚に『もったいないですね、その辺走ればお金かかりませんよ』とも言われました。
月会費だけがかさんでいって、体力も落ち体が重く感じました。
それでも今年こそは通おう、とは思えなくて、結局解約を選んだのでした。
ジムにつくと、女性のスタッフの方が対応してくださって
解約の理由を説明しました。
会費を払っていた者が契約を解除するだけ。ではあるけど、がんばれなかった自分にがっかりしました。
それが女性スタッフの方にも見えたようで、
私をなぐさめるように話をしてくれました。
自分も子育て中であること、前向きな人が運動しているのではなく運動をすると元気が湧いて前向きにがんばれること、朝早く起きるのがおすすめであること。
そんな生活ができたらな・・・と思っていた生活そのものを並べてお話ししてくれました。
内容は本やらネットやらで見聞きしたことではあるものの、
スタッフの方の『私本気で信じて言ってます』感が伝播して、初対面の見ず知らずの人の言葉に私は感化されていました。
朝起きて、元気で運動もできるような生活したい、健康でいたい、本音はそうなんですと。
いつも疲れている自分にも飽き飽きなんだと。
セーブせずにいろんなことにチャレンジしたいんだと。
そこまでうるさくは言いませんでしたが、とにかく朝早起きするのを2週間だけ続けてみてくださいと言われたとき、『はい、やってみます』とはっきり答えました。
別に解約を止められることもなく手続きを完了させて帰りました。
私が解約したら2度と会うことがないかもしれないのに、情熱的な人でありました。
とても楽しそうに、お母さんとしての私を励まして『いい手があるんですよ・・・、4時に起きるんです』と私にといていました。
疲れてしまっているとき、自身で考えられないときは、たまたま会った人の話にのっかってみます。
考えるのも疲れたのです。
正しいか正しくないかも知らないし、いいやり方を調べることもしたくない。
人に命令されて動くだけのパペットになって、1回考えることをやめてしまいたい。
翌日、
いつもより1時間早めにむりやり起きて、部屋を片付けてもろもろのメール返信を行いました。
洗濯機をまわしてご飯を作って、ずっと後回しにしていた手洗い洗濯にもとりかかりました。
眠りが浅いし短いタイプなので、朝早く起きたからと言って眠気はおそってきません。
ただし疲れました。
やはり体力と筋力の無さはくるな。加齢も関係しているんだろうか。
でもとにかく命令に沿って早めに起きることはできた。
あのスタッフさんからすると、朝運動をするんですよー、と思っているかもしれないけれど、
私の耳には、早起きの言葉だけが強く残ったし、たくさんのお話の中でもできそうなことがそれくらいだったのでゆるしてください。
私にこのやり方があっていてもいなくても、何にもしないよりはましでしょう。
あの人の目の輝きを何も考えずに信じるのです。
ほとんど知らないあの人のことを。
もしもこれが2週間続けられて、いや、たまに遅くなっちゃったりしつつゆるーく2週間続けられたとして、そのときは運動、コーヒー、読書とかの余裕が出てくるのかもしれません。
今まで早起きに取り組んでもすぐに辞めていたし、それに罪悪感もありませんでした。
ちょっとの期間でもできたんだからいいじゃない、と。
それが4年くらい前の話… いつからか早起きしようとすら思わなくなっていました。
ひさしぶりの行動なので、またすぐに辞めてしまうかもしれないけど、いま少し体の重さに悩んでいるので、ここから抜けられたらラッキー、
そのくらいの気持ちで明日も試したいです。